根管治療

根管治療とは

細菌感染した歯の根っこを洗浄・消毒する治療のこと

神経まで虫歯が進行している場合は、「根管治療(歯内療法)」を行います。根管治療とは、虫歯菌に侵された神経を除去する治療のことです。当院では、根管治療の際に「ネクストビジョン」というマイクロスコープを使用します。マイクロスコープは、肉眼の80倍に視野を拡大してくれる歯科用顕微鏡で、より精密な治療を行うことが可能です。治療時の歯の状態によっては麻酔を行い、痛みがない状態で治療しますのでご安心ください。

このような方への治療です

あてはまる方はご相談を

  • 虫歯が神経にまで侵食し歯を抜かないといけないと言われた方
  • 歯に強い痛みを感じる方

根管治療の種類

①抜髄

神経まで到達した虫歯を除去し、初めて根管治療を行うこと。

根管治療

②感染根管処置

一度根管治療を行ったことのある歯が再感染して膿がたまった際に再治療すること。
※根管治療の再治療を行える回数は3回程度までと言われており、再発を繰り返した場合、最終的に抜歯となる。

なぜ根管治療が必要?

  • 根の病気は、放置すると感染が広がっていき、周りの骨を溶かす
  • 一度溶けた骨はなかなか元には戻らない
  • 最悪の場合、抜歯に繋がる可能性がある
  • 何度治療しても、再感染のリスクが高いので再発を繰り返しやすい病気だが、治療しなければ更に悪化していく

根管治療と精密根管治療の比較

根管治療(保険診療) 精密根管治療(自費診療)
費用

5,000円程度

40,000~80,000円

成功率 30~50% 70~90%
来院回数 4~5回 2~3回
マイクロスコープの使用 なし あり
CTの撮影 なし あり
ラバーダムの使用 なし あり
新品の器具 なし あり
根管内に充填する材料 保険で決められたものだけ 良質な材料を使える

保険診療と自費診療の違い

成功率

根管治療(保険診療)
30~50%

✖成功率が低く、再発リスクが高い

成功率が高く、再発リスクが低い
精密根管治療(自費診療)
70~90%

(初回の場合は90%以上)

◎成功率が高く、再発リスクが低い

成功率が高く、再発リスクが低い

来院回数

根管治療(保険診療)
4~5回

(根管数により変動)

✖何度も通院が必要

何度も通院が必要
精密根管治療(自費診療)
2~3回

◎通院回数が少ない

通院回数が少ない

マイクロスコープの使用

マイクロスコープ
…歯科用顕微鏡とも呼ばれるもので、口腔内を80倍程度にまで拡大してみることができる。

根管治療(保険診療)
なし
肉眼で確認できる範囲に限界がある

✖肉眼で確認できる範囲に限界がある

精密根管治療(自費診療)
あり
肉眼では確認することのできない根管内に入った小さな亀裂や汚れを発見することができ、制度の高い治療が可能

◎肉眼では確認することのできない根管内に入った小さな亀裂や汚れを発見することができ、精度の高い治療が可能

CTの撮影

根管治療(保険診療)
なし
根管内の複雑な形態を正確に把握することはできない

✖根管内の複雑な形態を正確に把握することはできない

精密根管治療(自費診療)
あり
根管内を立体的に把握することにより、複雑な根管内の状況を正確に把握できる

◎根管内を立体的に把握することにより、複雑な根管内の状況を正確に把握できる

ラバーダムの使用

ラバーダム
…唾液の侵入を防ぐ、ゴム製のシートのこと。

根管治療(保険診療)
なし
唾液が根管内に入ると、唾液内の雑菌が根管内を汚染してしまう

✖唾液が根管内に入ると、唾液内の雑菌が根管内を汚染してしまう

精密根管治療(自費診療)
あり
根管内に唾液が侵入するのを極限まで防ぐ

◎根管内に唾液が侵入するのを極限まで防ぐ

新品の器具

使用する器具
…根管内の汚染物を洗浄するためのもの。

根管治療(保険診療)
なし
なるべく悪くなったら交換するが、経年劣化した器具は根管内を傷つける可能性がある。滅菌して同じ器具を何度も使う なるべく悪くなったら交換するが、経年劣化した器具は根管内を傷つける可能性がある。滅菌して同じ器具を何度も使う

✖なるべく悪くなったら交換するが、経年劣化した器具は根管内を傷つける可能性がある。
✖滅菌して同じ器具を何度も使う

精密根管治療(自費診療)
あり
常に新品の器具を使うので清潔で細菌感染しにくい。 常に新品の器具を使うので清潔で細菌感染しにくい。

◎常に新品の器具を使うので清潔で細菌感染しにくい。

常に新品の器具を使うので清潔で細菌感染しにくい。 常に新品の器具を使うので清潔で細菌感染しにくい。

根管内に充填する材料

根管治療(保険診療)
ガッタパーチャのみ
根管内に細菌が入らないようにするための一般的な材料だが、理想的にはこれだけだと不十分

✖根管内に細菌が入らないようにするための一般的な材料だが、理想的にはこれだけだと不十分

精密根管治療(自費診療)
ガッタパーチャ
+
MTAセメント
殺菌作用があり、良質な保護層が形成されるため、再感染しにくい。優れた硬化・膨張力があり、より緊密に根管を封鎖することができる。

◎殺菌作用があり、良質な保護層が形成されるため、再感染しにくい。
◎優れた硬化・膨張力があり、より緊密に根管を封鎖することができる。

精密根管治療を推奨する理由

精密根管治療(自費診療)は費用がかかりますが、保険診療では実現できない時間・設備・材料を使用することで精度の高い治療を実現する事が可能になります。
ご自身の歯を長く、良い状態で維持していくためにも精密根管治療を推奨しております。
根管治療

具体的な治療法について

根管治療

虫歯には段階があり、神経まで侵食した虫歯は通常の一般歯科治療ではご自身の歯を残すことができません。その際の選択肢が「根管治療」です。
根管治療はその名の通り歯の根っこの治療をさしますが、構造がとても複雑なため、少しでも細菌が残っていると治療を行っても再発の危険性があります。そのため、さまざまな歯科治療の中でも最も歯科医師の技術と経験が要求される治療のひとつです。
治療の内容としては、虫歯に侵された歯の神経に対し、小さな針のような治療器具を神経の中に入れ、虫歯菌を取り除きます。

治療時の痛みについて

お薬を使って痛みを軽減します

根管治療は基本的に複数回の通院が必要です(個人差あり)。治療中は強い痛みを感じることがあるので、状況に応じて麻酔を使用して痛みを軽減して治療を行いますのでご安心ください。

高度な「再植療法」を行っています

根管治療を行っても歯の根っこの状態が悪く、治療後の回復が期待できない場合は、抜歯をして義歯やインプラントで補う治療が行われてきました。
しかし当院では、抜歯をした後で悪化した根っこの一部分を切除し、それ以外の健康な部分を再び埋め込むという歯の「再植療法」を行っています。また、抜歯した親知らずを悪くなった歯の代わりに再植する方法もあります。ご自分の歯を使用するので安心・安全です。

精密根管治療を行える歯科医院は少ない

より精度の高い根管治療を行うには、様々な精密機器や高額な材料、かなり高度な治療技術が必要です。
ご自身の歯を大切にしたいとお考えの方は当院にご相談ください。

日本でマイクロスコープを
保有している歯科医院は
わずか5%程度!
根管治療

どうしても歯を残せないと言われた方へ

どうしても歯を残せないと言われた方へ

根管治療は歯を残すための治療です。しかしながらどうしても歯を残すことが不可能な状態の場合もございます。
当院ではその場合の選択肢としてインプラント治療を行なっています。インプラント治療では、身体への負担を抑えた「OAM(大口式)インプラント法」を採用し、設備機器も充実の上、治療にあたっています。

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私たち「よつば歯科クリニック」は、口の中が病気にかからないように「未前に防ぐ」ことを目的とした「予防重視の歯科クリニック」として、地域の皆様の健康をサポートしています。

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