矯正治療を始める前に、「装置をつけたら話しにくくならない?」「仕事で人と話す機会が多いけれど大丈夫?」と心配される方は少なくありません。
矯正装置は歯や口の中に取り付けるため、治療開始直後には舌の動かし方や口の中の感覚が変わり、発音しにくいと感じることがあります。

口の中の環境が変わると発音も変化します

私たちは、舌や唇を細かく動かしながら言葉を発しています。
矯正装置を装着すると、それまで何もなかった場所に装置が入るため、舌が触れる位置や空気の通り方が一時的に変わることがあります。
その結果、特定の音が発音しづらいと感じる場合があります。
ただし、感じ方には個人差があり、すべての方に同じ変化が起こるわけではありません。多くの場合、口の中の状態に慣れるにつれて、少しずつ話しやすくなっていきます。

最初はゆっくり話してみましょう

装置をつけたばかりの時期は、無理に早口で話そうとすると言葉が出しにくく感じることがあります。
最初は普段より少しゆっくり話したり、声に出して本を読んだりすることで、自分の口の動きを確認する方法もあります。
また、装置が唇や舌に当たって痛い、傷ができているなどの場合には、我慢し続ける必要はありません。歯科医院で装置の状態を確認してもらいましょう。

矯正治療は生活との両立も大切

矯正治療では、歯を動かすことだけでなく、普段の生活の中で装置と上手に付き合っていくことも必要になります。
食事や歯磨き、発音など、治療前には気づかなかったことが気になる場合もあります。
特に接客業や営業職、電話対応など、人と話す機会が多い方は、治療前に「どのような装置が自分の生活に合うのか」を相談しておくと安心です。
矯正方法にはさまざまな種類があり、歯並びだけでなく、生活スタイルも考慮して選択肢を検討することができます。
「矯正をしたいけれど、仕事への影響が心配」という方も、最初からあきらめる必要はありません。
よつば歯科クリニックでは、治療内容だけでなく、日常生活で気になりやすい点についてもお話を伺いながら、矯正治療についてご案内しています。

この記事の監修:歯科医師 後田一帆

よつば歯科クリニック