歯周病と風邪の関係って?

― 歯周病で風邪をひきやすくなるって本当? ―
こんにちは!
だんだん気温が下がり、風邪が流行りはじめる季節になりましたね。
「最近よく風邪をひくなぁ…」と思っている方、その原因、
もしかするとお口の中の状態にあるかもしれません。
以前もお話した通り、歯周病と全身の健康には深い関係があることが
近年の研究で明らかになっています。
今回はその中でも「風邪との関係」に注目していきます✨
🤧 歯周病と風邪の関係って?
「歯周病と風邪?まったく別物じゃないの?」と思う方も多いはず。
でも実は、歯周病があると風邪をひきやすくなる可能性があります🌀
その理由は3つ👇
① 歯周病菌が免疫力を下げる
歯周病菌は、歯ぐきで炎症を起こすだけでなく、
血液を通じて全身に悪影響を及ぼします。
炎症が続くと、体の免疫バランスが乱れ、風邪や感染症にかかりやすい状態になります。
② 口の中でウイルスが増えやすくなる
唾液には本来、細菌やウイルスを抑える力があります。
しかし歯周病があると、口の中で炎症が起き、細菌が増えることで
唾液の働きが弱まってしまいます。
その結果、喉や気管にウイルスが入りやすくなるのです。
③ 口呼吸になりやすくなる
歯周病や口の乾燥があると、無意識に口呼吸になりがちです。
口呼吸は空気中のウイルスや菌がダイレクトに体内に入りやすいため、
風邪をひきやすくなってしまいます。
🛡️ 歯周病は「全身の免疫」を左右する
歯周病は「 silent disease(静かな病気)」とも呼ばれ、
自覚症状が少ないまま進行することがあります。
しかし、進行した歯周病が引き起こすリスクには、以下のようなものがあります👇
・心疾患
・誤嚥性肺炎
・糖尿病の悪化
・妊娠トラブル
・動脈硬化
健康診断だけでなく、“お口の健康診断”もとても大切なんです。
✨ 今日からできる風邪予防+歯周病予防
① 正しいブラッシングを習慣に
歯ブラシだけでは歯の隙間は磨きにくいので、
フロスや歯間ブラシも一緒に使うのがおすすめ。
これだけで歯周病の予防効果が大幅アップ!
② 歯科医院でのプロケア
「歯ぐきからたまに血が出る」「口臭が気になる」
そんなときは、早めに歯科医院でチェックしてもらいましょう。
歯周病は早期であれば改善が十分可能です。
③ 規則正しい生活+バランスの良い食事
免疫力を保つには、睡眠・食事・ストレスケアが基本。
特に ビタミンC や タンパク質 は歯ぐきの健康にも◎
④ うがい&鼻呼吸を意識
鼻呼吸はウイルスを減らための“天然フィルター”。
唇を軽く閉じるだけで意識できますよ。
🌼 まとめ
歯周病は「お口だけの病気」と思われがちですが、
実は全体の健康と深くつながっています。
特に風邪が流行りやすいこれからの季節は、
“歯ぐきのケア=風邪予防”にもつながる大切な習慣です。
🦷 お口を整えることは、体を整えること。
今日からできる小さな習慣で、元気な毎日を過ごしましょう!








