今日はむ(6)し(4)ばの日
今日は
6(む)と4(し)で「むし」と読めることから、
むしばの日と言われてます
今日は予防のための定期検診についてお話していきます🍀
<歯科定期検診の重要性について>
私たちが毎日使う「歯」は、食べる、話す、笑うなど、生活のあらゆる場面で大切な役割を担っています。
ところが、多くの人が歯の健康を意識するのは、痛みや違和感など、何かしらのトラブルが起きたときだけというのが現実です。
しかし、歯の病気は早期にはほとんど自覚症状がなく、気づかないうちに進行してしまうことが多くあります。
そこで重要になるのが「歯科定期検診」です。
1. 定期検診の目的とは👀
歯科定期検診は、ただ虫歯があるかないかを調べるだけのものではありません。
以下のような目的をもって実施されています。
・虫歯や歯周病などの早期発見・早期治療
・口腔内の衛生状態の確認と予防処置
・噛み合わせや歯並びの状態の観察
・入れ歯や被せ物などの状態チェック
・全身の健康に影響を与えるような兆候の把握
・歯科医師や歯科衛生士による定期的なチェックを受けることで、問題が深刻化する前に対処することが可能になります。
2. 虫歯と歯周病の予防🍀
日本人の多くが悩まされる口腔疾患といえば「虫歯」と「歯周病」です。
虫歯は歯の表面にできた細菌の塊(プラーク)が酸を出し、歯を溶かすことで発生します。
一方、歯周病は歯茎や歯を支える骨が細菌によって炎症を起こし、最終的には歯を失う可能性がある病気です。
どちらも進行すれば治療が複雑になり、費用や時間がかかるだけでなく、生活の質(QOL)を著しく低下させます。
しかし、定期検診を受けることで、これらの病気を未然に防ぐことができるのです。
特に歯周病は自覚症状が乏しく、気づいたときにはかなり進行しているケースが少なくありません。
3. プロによるクリーニングの効果✨
定期検診では、歯科衛生士による「プロフェッショナル・クリーニング(PMTC)」を行います。
これは自宅でのブラッシングでは取り除けない歯石やプラークを専用の器具で徹底的に除去するものです。
PMTCを受けることで、虫歯や歯周病のリスクを下げるだけでなく、口臭の予防や歯の表面の着色汚れを落とすこともできます。
何より、クリーニング後の爽快感は、多くの人が「定期的に通いたい」と感じる理由の一つでもあります!
4. 全身の健康との関連👌
最近の研究では、口腔の健康と全身の健康との関連性が明らかになっています。
特に歯周病は、糖尿病や心臓病、脳卒中、誤嚥性肺炎、さらには認知症とも関係があることが報告されています。
例えば、歯周病による炎症性物質が血流に乗って全身を巡ることで、動脈硬化を引き起こすことがあります。また、高齢者にとっては、口腔内の衛生状態が誤嚥による肺炎の発症に影響するため、定期検診と口腔ケアは命に関わる健康管理の一部となります。
5. 子どもから高齢者までの予防習慣😃
定期検診は年齢に関係なく必要です。子どものうちは虫歯予防のためのフッ素塗布や歯並びの確認が大切ですし、
大人は生活習慣による虫歯・歯周病のリスクが高まる時期。
高齢者にとっては、歯の喪失を防ぎ、「噛む力」を保つことが認知症や介護予防にもつながるのです。
歯科医院に「治療のため」ではなく「予防のため」に通うという意識をもつことが、長い人生を健康に過ごす秘訣と言えるでしょう!
6. 定期検診の受診間隔と費用
当院では1〜3ヶ月に1回の定期検診を推奨しています。人によって口腔内のリスクは異なるため、歯科衛生士が口腔環境・全身状態からメンテナンスの感覚をご提案しています。
費用に関しては、保険適用なので費用対効果を考えると非常に合理的です。
定期検診での早期対応が、結果的に高額な治療費を防ぐことにもなるのです。
おわりに
歯は一生使い続ける大切な器官です。何も問題がないと思っていても、歯や歯茎の健康は少しずつ変化していきます。
定期検診を通じて自分の口腔の状態を知り、健康を守る努力を続けることが、将来の自分自身への最大の投資です。
あなたも今日から、「悪くなってから行く歯医者」ではなく、「健康を守るために通う歯医者」へと意識を変えてみませんか?