唾液(だえき)って、何であるんでしょう?

 

歯磨きする時、ぐちゅぐちゅぺーってしながら、そんなことを考えたことはないですか?

 

今日は「唾液って何?」「どんなことに役立つの?」そんな疑問にお答えします(*^-^*)

 

実は、唾液が存在しないと

☆うまく嚥下ができない(食べ物を飲み込みにくくなる)

☆うまく発音ができない

☆味覚がにぶる

☆食べ物が消化しにくくなり、胃が弱る。

など、歯に関すること以外でも、日常生活にさまざまな支障が出ます。

 

唾液には

☆食べ物を飲み込みやすくする。(パサつくものでも唾液とまざると飲み込みやすい)

☆発音を助ける。(口の中が適度に潤うことで発音しやすくなる)

☆味を感じやすくする。(舌にある味蕾(みらい)という味覚を感じるセンサーに味覚物質を運ぶ。)

☆消化を助ける。(唾液に含まれるアミラーゼという酵素が、食べ物に含まれるでんぷんを分解し、胃で消化されやすい状態にしてくれる。)

という力があるからです!

 

一人何役こなしているのか…唾液さん、めちゃくちゃできるビジネスマンですね(*_*)

 

さらに!

口腔内の健康に関わる、すごい作用も秘めています!!

 

それは

 

★細菌を抑制する作用

 (唾液にはリゾチームやペルオキシダーゼなどの抗菌成分や、免疫グロブリンという異物が体内に入った時に排除するように働く「抗体」の機能を持つタンパク質が含まれているため)

★酸を中和する作用

 (虫歯菌が産生した酸を中和し、口の中を中性に戻してくれるので、歯が溶けにくい環境を作ってくれる)

★浄化作用

 (歯の表面などについた食べかすや汚れを洗い流し、嚥下と共に口腔内から排出してくれる。)

★再石灰化を促す作用

 (酸によって溶かされた歯の表面に、溶け出したカルシウムやリンを戻す働きをしてくれる。

 

ちょっと難しく言ってしまいましたが、簡単に言うと

 

!細菌を弱らせてくれる!

!歯を溶かす酸の力をやわらげてくれる!

!口の中をキレイにおそうじしてくれる!

!溶けた歯の表面をもとに戻そうとしてくれる!

 

ということです^^

 

逆に、唾液の質が弱い場合や、唾液の分泌量が少ない場合は、これらの作用がうまく働かないため、虫歯や歯周病になりやすくなってしまいます。

 

同じ条件下でも、虫歯になりやすい人となりにくい人がいるのは、唾液の質に違いがあるのかもしれません!

薬の副作用などで唾液が分泌しにくい場合もあります。

あと、寝ているときは唾液がほぼ分泌されないので、虫歯が進行しやすくなります。

 

いかがでしたか?

唾液って想像以上の働き者ですね(*_*)

そしてなんて頼もしい味方なんでしょうか(*^-^*)

 

次回は、こんな唾液の成分をひとりひとり調べることができる、画期的な当院の検査についてお伝えいたします♪お楽しみに~

よつば歯科クリニック