フッ素って何??その2~フッ素イオン導入について~
前回、歯医者さんでよく聞く単語「フッ素」についてご紹介しましたので、先に少しだけおさらいです✨
フッ素とは、ミネラルの一種で、元素名のことです。
フッ素は反応性の高い元素で、自然界では「フッ素」単一で存在することはありません。
水や食品中では「フッ化ナトリウム」や「フッ化カルシウム」として存在しています。これは「フッ化物」として定義されています。
フッ化物を歯面に塗布することによって、歯の再石灰化を促進して歯質を強化するほか、抗菌作用や細菌による酸化を抑制する作用があります。
今回は、そんなフッ化物を、より効果的に歯面に供給する方法をお伝えします(*^-^*)
みなさん
「フッ素イオン導入法」
をご存じですか??
この方法であれば、歯面に塗布するだけのやり方よりも更に
歯に効果的にフッ化物を浸透させることができます!!
これを行うためには、高濃度のフッ素を分子レベルにまで分解する必要があります。
そこで!
当院で使用している最先端の機器がこちらです☆
その名も「パイオキュアー」
歯質を強くすることで虫歯を防ぐフッ素を、イオン化するフッ素イオン導入装置です。
イオン化することでフッ素の効果が高まります。
なんと、その効果…
通常の58%も多くのフッ素を取り込むことができると言われています!!!!
こちらの機器を使ってフッ素イオン導入をする際に使用するフッ化物はこちら!
フルオール・ゼリー
こちら、なんとフッ素が9,000ppmFも含まれている、歯科医院専用のフッ化物です!
※ご家庭用の歯磨き粉に含まれるフッ素の濃度は最大で1,450ppmFなので、約6倍の濃度です(◎_◎)
少ししょっぱいですが、りんご味なので小さなお子さんでも嫌がらないことが多いです(*^-^*)
??こんなに濃度の高いフッ化物、身体に害はないの??
→大丈夫です!!
さすがにこの濃度のフッ化物を毎日塗布するのは過度ですが、数か月に1回程度なら特に何も問題はありません✨
むしろフッ化物はだんだん消失していくので、定期的にきちんとこのぐらいの濃度のフッ化物を供給しておかないと、せっかく効果のある虫歯予防法が意味の無いものになってしまいます><
もちろん、毎日ご自宅でブラッシングの際、フッ素濃度の高い(550~1,000ppm以上)歯磨き粉をエナメル質(歯の表面)に供給することも合わせて大切です(*^^)v
ご自宅で行う虫歯予防
歯医者さんで行う虫歯予防
両立させて、虫歯ゼロのピカピカ元気な歯を目指しましょう!(*^^*)