人口ダイヤモンドと呼ばれる「ジルコニア」って何??
今回のテーマはこちら!
「ジルコニア」です✨
再びセラミックシリーズのご紹介をさせて頂きます(*^^*)
ジルコニアとは、歯科の材料の中で1番硬いと言われているセラミック系の素材です。
一般的に歯科で用いられるセラミックという素材は
・細菌がくっつかない
・耐熱性・耐摩耗性に優れており、外部からの影響によって劣化しにくい
というもので、アレルギーのリスクも無く、銀歯より遥かに優れた材料です✨
しかし金属と比べると、強い負荷がかかった時に、割れてしまうことがある。
という、強度的なデメリットはあります。
※その分、歯に負荷がかかりにくく、自分自身の歯を保護できるというメリットはあります^^
そこで、今世界的に開発が進んでいるセラミックというのが、この
ジルコニア!!です!!
【人口ダイヤモンド】とも呼ばれるこの材料、とにかく硬くて接着が良い✨というのがポイントです!
昔は審美性に問題があり、真っ白なだけで、透明感が出せないという難点もありましたが、今は天然歯に近い色に加工ができるようになり、見える場所にもジルコニアを入れる方が増えてきました!
また、昔は加工すること自体が困難でしたが、現在は加工技術も昔より発展しているため、こちらの問題もほとんどクリアできています(*^^*)
なぜ加工することが難しいのかというと、ちょっと込み入った話になりますが…
ジルコニア製作において、「熱で焼く」という工程があります。
熱で焼くと、焼く前よりも小さくなります。
すると当然のことながら、形が変わります。
なので、歯にぴったり適合させることが、ものすごーく難しかったのです。
現在は、様々な研究者や技術者の皆様のおかげで、収縮率の計算精度が上がるなど、研究開発が進みました!
おかげさまで、世界的にジルコニアを取り扱う歯医者さんが増え、普及が広がったのです✨
普通のセラミックだと欠けてしまうぐらい噛み合わせが強い方や
金属アレルギーがあるからセラミックにしたいけど、歯並びの関係ですぐ割れてしまうという方でも
ジルコニアであれば、安心してセラミック治療が受けられるようになったのです!!
今も、どれだけ精度が良いジルコニアを製作できるか、多くの研究機関で日夜、研究開発が進んでいます。
ちなみに、当院に導入している【セレック治療システム】でも、ジルコニア製作は可能です!
しかも、かなり精度が良く、優れた設計が自慢です( *´艸`)にやり
午前中に型どりをして、お昼休みの間に熱で加工して、午後には完成したものを装着できます✨
ご興味がある方、いつでもお声かけください♪