みなさん、『歯冠破折』『歯根破折』という言葉をご存知でしょうか?

 

今日はこの恐ろしい病名について解明していきたいのと、

そのリスクを下げる「セラミック」の利点についてもお話していきたいと思います(*^^*)

 

3週連続でセラミックの話をしていますが…(笑)

それだけメリットの多い、素晴らしい材料なのです(*^▽^*)

 

 

さてさて。

話は戻りますが、『破折』とは一体なんなのでしょう。

 

『破折』で検索してみたら、歯のことしか出てこなくてびっくりしました(◎_◎;)

え…破折って歯科用語なんだ…普通に使う熟語なのかと思った(◎_◎;)

でもなんとなく、語感で分かりますよね。笑

もう取り返しつかなそうな感じとか…

 

そうなんです、歯の破折。『歯の骨折』と言われたりもしますが、

実際に歯は、骨折のようにぽっきりと折れてしまうことがあります。

歯冠(歯の頭)が割れれば歯冠破折。

歯根(歯の根っこ)が折れれば歯根破折。

ぱっくり割れてしまうこともあれば、ヒビ割れて線が入ることも。

残念ながらそうなってしまった歯は、(折れ方や折れてどのくらい経ったか、にもよりますが)現代の進歩した歯科技術をもってしても、

ほとんどの場合『抜歯』になってしまう。

というのが現状です(/_;)

しかも、普通の骨折なら固定しておけば自然治癒しますが

 

実は歯の破折はそのままにしておいても、絶対に治らないんです!!

 

それどころか、そのまま放置することによって

 

周 り の 骨 が な く な り ま す 。こわすぎ

 

破折した部位は、細菌感染すると炎症が起きます。

更にそれが広がると、歯を支えている骨の吸収が始まり、やがてはごっそりと周りの骨がなくなっていってしまうこともあるのです。

そうなってから入れ歯やブリッジやインプラントをしようと思っても、なかなか上手くはいきません。細菌感染によってなくなった骨は戻りづらいのです><

 

なので、保存不可能と診断された歯につきましては、速やかに抜歯する事をおススメします…。

 

いつ、どんな時に起きるか分からない歯の破折。

どうにかして予防できないものでしょうか…?

 

その一つのカギを握るのが、先日から何度もご紹介させて頂いている『セラミック治療』です✨✨

 

まず前提として、削ったことのない健康な歯が、割れたり折れたりする可能性は限りなく低いです。

破折する多くの歯は、

すでに何度か虫歯治療を繰り返された歯・神経をとって脆くなってしまっている歯

に多いということを覚えておいてください。

更に言うと、自分の歯よりも硬い銀歯を被せている。というのも、破折のリスクを高めます。

 

過度な負荷がかかった時、強度の強い銀歯は割れない代わりに、自分の歯や歯の根っこに負荷がかかり、破折してしまうのです。

 

それに対して、「セラミックを被せている歯」はどうなるかというと…

 

なんと、セラミックが衝撃を吸収して割れてくれることによって、自分の歯を保護してくれるのです!

(もちろん全ての症例がそうであるとは限りません。でもセラミックを入れている歯の破折リスクが低いのは多くの臨床結果によって証明されています^^)

 

まぁ、その時セラミックは割れてしまいますが…自分の歯が折れて抜歯になるよりは、ラッキーって感じですよね(笑)歯を守って散っていくセラミックかっこよすぎ…

 

でもせっかく入れたセラミックが割れてしまうのは、やっぱり切なすぎます。

 

そこでさらにおススメしたいのは、歯を保護するための「マウスピース」です。

 

また、過度な負荷がかからないように、かみ合わせが深い方は「矯正治療」をするというのもひとつの選択肢ですね!

 

歯を失うのには原因があり、またそれに対抗する予防策もある…。

 

うーんやっぱり歯科って奥深いです((+_+))

 

よつば歯科クリニック